2011年5月28日土曜日

限界集落の再生

限界集落という言葉を耳にしたことがありますか?

住んでいる人の半数以上が65歳以上の高齢者という集落のことです。限界集落では、高齢者が多く、若者が少なく、集落機能が低下して活気がありません。徳島県内でもこうした集落が増加傾向にあります。このまま放っておいたら、ますます状況が悪くなるので、早く手を打つ必要があります。

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私も研究者として何か考えようと思い、徳島大学の先生方を中心とした調査チームに参加して、1年間調査研究を行ってきました。美波町からの委託でしたので、対象となったのは美波町の志和岐地区(旧由岐町)です。風光明媚な漁村でした。

私も、調査報告書の中で、地域公共交通の存続について分担執筆いたしました。調査を通じて志和岐地区にも詳しくなったのですが、海山に囲まれ自然が豊富なのはいうまでもありませんが、ネット環境と地デジ環境もそろっていて、金銭的にも豊かな地域という印象です。お店がない以外は何ら問題のない場所です。


最後に、報告書が美波町志和岐地区のみなさんのお役にたてれば、研究者冥利に尽きます。

(永井)

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←徳島新聞の紹介記事(2011.4.3)